生産ラインに適合し難い、塩化ビニールの特殊加工は当社にお任せ下さい。


管用継手


管用の各種継手が JIS K6743 (水道用硬質塩化ビニール管継手)で規定されており、チーズやエルボなどは入手が容易です。この継手はJISでは水道管用と明記
されていますが、VPとVUは外径が同じですから、VUにも使用できるはずです。ただし保証外ということになるでしょう。
種類は、硬質塩化ビニール管継手(記号TS)と耐衝撃性硬質塩化ビニール管継手(記号HITS)の二種類です。両者はVPやHIVPと同様に色で区別できます。

JISでは規定されていないため、相当する市販品を実測した
例えば、呼び径25の管をチーズで接続する場合、チーズの呼び径は25X25で、管の端から40mmが継手の中に収まります。ただし、深さの許容差は+4mm,
-0.5mm で、Hの許容差は +5mm, -1mm ありますから、実際には現物に合わせて管を適当に切断し、組み立てる方がよいと思います。
この他の継手としては、ソケット、径違いソケット(呼び径が1〜2段階異なった管を接続)、45゜エルボ、異径チーズ(JISでは単にチーズと表記)、90゜ベン
ド、45゜ベンド、Sベンドなどがあります。片方が管用平行めねじ(Rp)や管用平行おねじ(R)になっている継手もありますが、ねじ部がインサートであるため、
真空配管用には不向きでしょう。


管の入手と価格について

日曜大工品を販売しているある小売店では、呼び径 13〜50程度までは水道用硬質塩化ビニール管(VP)を、それ以上の呼び径では硬質塩化ビニール管(VU)を扱っ
ていました。定尺は 4m (呼び径40以上の水道用硬質塩化ビニール管は 4m または 5m)ですが、 1m に切断した管もありました。
価格は重量に比例するようです。HIVPは同じ呼び径のVPに較べると3割程度高いようです。これは定尺価格の一例であり、短く切断した管は割高なことや、入手
する店によって異なることに注意して下さい。

ところで市販されているVP16というPVC管は、水道用とは表記されているもののJIS記号は書いてありません。VP16は K6741 でのみ規定されており、K67
41 と水道用とは同時に表記できず、かと言って K6742 と書く訳にはいかないためでしょう。同様にTS16の継手も市販されていますがJISとは書いてありません。
呼び径16は15Aの鋼管に相当しており、需要は多いと思います。どうして K6742 ではVP16を規定しなかったのか疑問です。


(注1)ここに示していない、呼び径の大きい管については必ずしも当てはまらないが、同じ呼び径であれば、VUよりもVPの内径の方が小さい。
(注2)水道用硬質塩化ビニール管(VPやHIVP)には「水」という漢字に似た記号が印字されており、硬質塩化ビニール管(VP)と区別することが
    できる。









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